日技に意見書提出

12月20日(土)11時30分 日技会館にて、
西澤隆廣関ブロ・ブロック長と伊集院正俊神奈川県技会長が
日技中西茂昭会長に面談し、下記の意見書を提出。

http://kdta.at.webry.info/200812/article_3.html

会員の思いを届けるためにも、各ブロック・県技からの意見書の提出は効果があるかも・・・

どんなもんでしょうか?皆さん。  


輸入補綴物訴訟

海外委託技工物訴訟の控訴審第一回公判が12月17日に行われました。

詳しくはhttp://soshougikoushi2007.seesaa.net/をご覧ください。

国からの答弁書によると、すべての責任を「歯科医師の裁量権」として丸投げしているように感じます。

歯科医師が個々に成分分析をしてその安全性を証明することなんて不可能だし、何かあったら国は知らんぷりってところでしょうか。


17年通達とは

国外で作成された補てつ物等の取り扱いについて

(平成17年9月8日)

(医政歯発第0908001号)

(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生労働省医政局歯科保健課長通知)

歯科医療の用に供する補てつ物等については、通常、患者を直接診療している病院又は診療所内において歯科医師又は歯科技工士(以下「有資格者」という。)が作成するか、病院又は診療所の歯科医師から委託を受けた歯科技工所において、歯科医師から交付された指示書に基づき有資格者が作成しているところであり、厚生労働省では、「歯科技工所の構造設備基準及び歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針について」(平成17年3月18日付け医政発第0318003号厚生労働省医政局長通知)において、歯科技工所として遵守すべき基準等を示し、歯科補てつ物等の質の確保に取り組んでいるところです。

しかしながら、近年、インターネットの普及等に伴い、国外で作成された補てつ物等を病院又は診療所の歯科医師が輸入(輸入手続きは歯科医師自らが行う場合と個人輸入代行業者に委託する場合がある。)し、患者に供する事例が散見されています。

歯科技工については、患者を治療する歯科医師の責任の下、安全性等に十分配慮したうえで実施されるものですが、国外で作成された補てつ物等については、使用されている歯科材料の性状等が必ずしも明確でなく、また、我が国の有資格者による作成ではないことが考えられることから、補てつ物等の品質の確保の観点から、別添のような取り扱いとしますので、よろしく御了知願います。

別添

歯科疾患の治療等のために行われる歯科医療は、患者に適切な説明をした上で、歯科医師の素養に基づく高度かつ専門的な判断により適切に実施されることが原則である。

歯科医師がその歯科医学的判断及び技術によりどのような歯科医療行為を行うかについては、医療法(昭和23年法律205号)第1条の2及び第1条の4に基づき、患者の意思や心身の状態、現在得られている歯科医学的知見等も踏まえつつ、個々の事例に即して適切に判断されるべきものであるが、国外で作成された補てつ物等を病院又は診療所の歯科医師が輸入し、患者に供する場合は、患者に対して特に以下の点についての十分な情報提供を行い、患者の理解と同意を得るとともに、良質かつ適切な歯科医療を行うよう努めること。

1) 当該補てつ物等の設計

2) 当該補てつ物等の作成方法

3) 使用材料(原材料等)

4) 使用材料の安全性に関する情報

5) 当該補てつ物等の科学的知見に基づく有効性及び安全性に関する情報

6) 当該補てつ物等の国内外での使用実績等

7) その他、患者に対し必要な情報






  


輸入技工物の話題

「歯科の海外技工物、「輸入反対」が約9割」


 歯科の海外技工物が増えている中、患者の9割近くが「輸入に反対」していることが、「『保険で良い歯科医療を』全国連絡会」の「患者調査」で明らかになった。海外技工物については、全国保険医団体連合会(保団連)の「緊急調査」で、「海外技工物で金属アレルギーや鉛など有害物質の混入が起きても、追跡調査の手立てがなく安全性の保証がない」ことが分かっており、安全な歯科医療を求める患者の要望を含め、海外技工物に対する国の明確な対策が求められている。

【関連記事】
歯科の海外技工物「安全性に問題」
歯科の海外技工物調査で中間報告
中国“義歯”から鉛「安全に問題」

 「患者調査」は、同連絡会を構成する保団連などに所属する医療機関を受診した患者1273人から回答を得た。

 現在、中国など海外で作られた技工物(入れ歯など)が輸入されていることについて、「反対」が86.6%(1102人)に上り、「賛成」は4.8%(61人)だった。
 保団連の「緊急調査」では、安全性の問題が起きた際、原因追跡に欠かせない「国名」「製作日時」「技工所名」「製作者名」「材料」などの情報が海外技工物に明記されている割合が、「国名」30.2%、「材料」24.0%、「製作日時」20.9%、「技工所名」17.8%などにすぎなかった。中国製の食品などから毒性が検出され内外で問題となる中、歯科の海外技工物に対しても、患者が強い不安感を持っていることが「患者調査」で裏付けられた。

 保団連によると、歯科の海外技工物は「厚生労働省が2005年9月に出した通達『国外で作成された補てつ物等の取扱いについて』以降に増大」しており、委託先は中国と東南アジアで全体の8割近くを占めている。
 中国製の義歯修復物からは、米国議会が中国製玩具の回収の目安とした90ppmを上回る210ppmの鉛が検出されたほか、「放射性アイソトープ・トレース」が含まれていたことを米国歯科技工所協会(NADL)が報告しており、保団連は「法律上の制約も行政上のチェックがなく輸入されており、安全性に大きな問題がある」と指摘している。

歯科保険治療の充実を
 「患者調査」では、歯科の保険診療についても質問。「歯科には保険がきかない治療がある」ことについては、「反対」が69.8%(888人)に対し、「賛成」が17.2%(219人)。また、「保険がきかない治療や新しい技術・材料を保険に取り入れること」では、「賛成」が83.3%(1059人)、「反対」が12.7%(161人)だった。さらに、「保険がきく歯科治療を政府がさらに制限しようとしていること」については、「反対」が93.9%(1194人)と圧倒的に多く、「賛成」は4.1%(52人)にとどまった。
 同連絡会は「患者は『保険がきかない歯科治療』に強い不満を持つとともに、『新しい治療技術・材料』を保険に取り入れてほしいと、歯科の保険治療の充実を切実に求めている」と指摘している。






更新:2008/12/08 11:55   キャリアブレイン


  


オープン相談室(仮称)

今月もオープン相談室が開催されます。

12月20日の第3土曜日 午後6:00~午後9:00

郡山労働福祉会館にて
場所はココ


名称の通り、どなたでも上記の時間内は自由に参加できますので、奮ってご参加ください。