お知らせ

㈳福島県歯科技工士会郡山支部連絡

2月27日18:00より郡山市労働福祉会館において定例役員会を開催いたします。

役員会では、総会のための資料作りや、今後の活動指針案等が話し合われます。
  


一足お先に


※写真はイメージです

先日のTV報道を受け、日本歯科技工士会から各都道府県歯科技工士会会長宛に以下のような文書が送られました。


●社団法人 日本歯科技工士会
都道府県歯科技工士会  御中

TBS報道特集に関する日本歯科医師会の対応について

毎々の会務ご協力、誠に深謝いたします。
さて、ご承知の通り2月6日にTBS系列の「報道特集NEXT」において、国外で作成された歯科補綴物に関する報道がございました。
この放送後、日本歯科医師会から都道府県歯科医師会に対して、別添のような文書が送付され、注意喚起が行われましたのでご連絡いたします。
なお、日本歯科技工士会といたしましても、日本歯科医師会、厚生労働省ならびに政権与党と必要な協議・申し入れを行っております。
貴職におかれましては、会員各位にご周知願いますとともに、冷静なる対応方をお願い申し上げます。


別添のような文書とは以下の文書です。


●社団法人 日本歯科医師会 平成23年2月9日 
都道府県歯科医師会  御中

TBSの報道について

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、2月6日のTBS系列の「報道特集NEXT」において、国外で作成された歯科補綴物に関する報道がされました。
番組の放映内容については、精査の上、必要な対応を行って参りたいと考えております。
歯科医師が歯科補綴物を海外に委託する際には、あくまで歯科医師の適切な判断を必要とするものであり、「国外で作成された補てつ物等の取り扱いについて」(医療歯第0908001号、平成17年9月8日)に記載の留意事項を尊守いただくようにお願いします。
当該通知にあるとおり、使用材料(原材料等)ら使用材料の安全性に関する情報を十分把握することが重要と考えます。なお、海外で作成された補綴物は、保険給付の対象とはならないこと、改めて申し上げます。
本件に関しては、今後とも、厚生労働省と必要な協議を実施する予定であります。
今後とも国民への安全・安心な歯科医療の提供に積極的に取り組んでまいりますので、貴職におかれましても、会員への周知に特段のご高配をお願い申し上げます。

なお、本件に関して当会に問い合わせ等がございましたら、本会・医療管理課までご報告ください。


冷静な対応方ってなんだ??

会員に周知をお願いって書いてあるので、ここでフライングしてもいいですよね?

日技のスタンスがよくわかる文書だと思いません??


  


続 食の安全と口の安全 ~自分の体は安全ですか?


※写真はイメージです

2月6日のTBS系「報道特集NEXT]の放送を受け、長妻厚労相が答えた。

~2月9日、厚生労働省内で行われた長妻厚労相の閣議後記者会見より~


記者
「中国製の歯の詰め物など歯科技工物についてお伺いしたいのですが、私どもが中国から取り寄せた歯科技工物について、専門機関に依頼をして独自に成分の分析を行いましたところ、日本で歯科合金として使用が禁じられている発がん性のあるベリリウムが検出されました。
これについての受け止めと、輸入されている歯科技工物に関しては薬事法上の規定がありませんが、今後どのような対応を検討されているのかお聞かせください」

大臣
「これについてもTBSの報道特集という番組で御指摘いただいて、今言われたベリリウムというものが検出されたということです。
このベリリウムというのは、ガスや粉じん状態で吸入されると健康被害を生ずる場合があり、合金を扱う歯科技工士などの歯科技工に従事する方に、注意が必要とされているという厚生労働省の判断でして、これについては、適当でないのではないかということです。
おっしゃられるように、今現在こういう輸入は歯科医師御本人の御判断で個人輸入という形で調達されております。
それについて具体的な基準がどこまで作れるのかどうか研究して見たいというふうに、先ほど局長とも話をいたしまして、今後どこまで基準作りが出来るのかどうか、あるいは具体的な品名というよりも、別の形での基準なのかも含めて研究をするということになりました。
御指摘ありがとうございます」


記者
「中国製の歯科技工物が入ってくる背景として、歯科医師や、歯科技工士の経済的な困難性もあると思いますが、中国製は非常に安いものですから、この辺についての受け止めはいかがでしょうか」

大臣
「これについての背景も調査する予定にしております。
いろいろな調査がありますが、国外に制作を委託する理由で一番多いのが、国内で制作する技術、材料がないという回答をしたところが、46%という調査結果も聞いております。
技術、材料がないということが価格の問題も入っているのかどうかを含めて、背景に構造的な問題があるのか、ないのか、あるいはこの1カ所だけの話なのか、かなり拡がりのある問題なのかについても実態把握をして行きたいと思います


業界団体と厚労省がどのようなやり取りをしているのか知る由もないが、
少なくとも現場で働いている私には中国にある技術で、日本国内にはない技術というものを知らない
まだ世に出ていない設備や技術においても、ほとんどのモノの情報は入ってきているし、
ましてや薬事未認可のモノであっても権威ある大学や研究所において様々な試験が重ねられているのにだ。

日本にない技術や材料で、歯科医の裁量権によって輸入のみされているものとは何なのか?
ぜひとも厚労省の説明をいただきたいと思っている。


この放送の続編が13日に同番組内で放送される。
ぜひご覧ください。

自分たちの食の安全と口の安全を守るために…。