新たな旅立ち

8.30から早半月。きょう新内閣の組閣人事が発表された。

我々の業務に一番関係の深い厚生労働大臣に「長妻昭」議員が任命され、これからの歯科行政に強い影響力を持つこととなった。
長妻議員といえば、TVでもおなじみ「年金問題」のエキスパートで、そちらには強いリーダーシップを発揮されることと思われるが、歯科問題に関しては未知数。
同党の参議院議員では桜井充議員が歯科問題に関して強い関心を示してくれているが、副大臣なんかで厚労行政にかかわってくれないかな…

一方、技工士会の立場は・・・「政権与党を応援する」らしい。

そんなに日和った態度でいいの?
自民党一筋の過去があったとはいえ、今先んじて(すでに先んじてはいないけど)コンタクトをとることこそ最大にして最後のチャンスじゃぁないだろうか。

「政権与党を応援する」なんざぁ、巨大な組織であってこそ効果を発揮する言葉で、全国の票を集めても10万にも満たないような小さな組織がそんな言葉を吐いても屁のツッパリにもならないんじゃないだろうか。
政権をとれば技工士会に応援してもらえるぞ! なんて思う??

だって「水戸黄門」や「大岡越前」を見ても明らかでしょ?

自分たちの過去を暈して「政権与党」という権力に擦り寄っていくのは「越後屋」や「桔梗屋」っていう悪徳商人だってこと。

政権を持つか否かよりも歯科業界にどれだけの関心と理解を示してくれるかが大事だってこと。

マニフェストに「歯科技工」という言葉を明記してくれた政党がどこだったのかってこと。


今こそ「歯科技工士会」のイデオロギーを持って我々を正面から見てくれる政治家に真摯な気持ちで接していかなければいけないんじゃないでしょうか?

人を見ずして肩書を見るなかれ。